【割烹イチビキ】手頃な価格でボリューム満点の鰻が堪能できる老舗

【割烹イチビキ】手頃な価格でボリューム満点の鰻が堪能できる老舗

名古屋駅から地下鉄・伏見駅への途中、納屋橋にある老舗の鰻屋「割烹イチビキ」。
リーズナブルにボリューム満点の絶品うなぎが食べられますが、昼は整理券制、夜は完全予約制の人気店です。

“焼き”だけなのにふんわりした鰻の秘訣

割烹イチビキの鰻は、肉厚で噛むとジューシーな旨味が広がります。しかし、イチビキの鰻は一切蒸すことなく、炭火で焼き上げているのみ。

秘訣は、皮目に水を一振りして焼くという技法。これにより、蒸し焼きしたようなふんわりとした焼き上がりになるのだそう。創業当時からの秘伝の”継ぎ足しタレ”の香ばしさが口に広がり、程よく脂がのったふわふわの食感は一度食べたらやみつきに。
ふっくら炊きあがったお米はコシヒカリを使用。鰻、タレ、お米が見事に調和し、贅沢な味わいが完成します。

写真は「うなぎまぶし(上)」。オーダー時に、女将さんに「かなりボリュームが多いのでご飯の量を減らしますか?」と確認されました。
かなりおかなが空いていたので「通常通り」で頼んだものの、お櫃ぎりぎりまで詰まったご飯の上にこぼれそうなほどのうなぎが2段。
確かに、これはかなりのボリュームです。

しかし、ワサビやネギ、海苔、出汁などのいくつものアレンジができるので、飽きることなく完食!でもかなりお腹いっぱいです……。

今回は無事に食べ切れましたが、もし残してしまいそうな方は持ち帰り用の容器ももらえるそう。
他のお客さんはうな丼の並や上を頼んでいる方が多く、通常のうな丼でもかなりのボリュームがありそうでした。

名古屋にはうなぎの有名店がいくつもありますが、割烹イチビキは上質なうなぎが比較的お値打ちに楽しめるお店です。

天ぷらは休止中

割烹イチビキの看板には、「てんぷら」「うなぎ」とあり、てんぷらも名物でした。しかし、現在はお店の都合により天ぷらはお休み中。
以前はボリューム満点の「イカ天丼」も名物の一つだったようで、今なおファンが多いそう。
天ぷらが復活した暁には、ぜひ挑戦してみたいものです。

愛知で有名な食品メーカー「イチビキ」に由来

割烹イチビキの店名は、愛知県で味噌・しょうゆの醸造を行う食品メーカー、イチビキ株式会社に由来しています。
割烹イチビキの先代女将は10代のころ、こちらの創業者(中村家)に奉公に出ていました。その真面目な性分から、中村家の信頼も得ていたそう。そして、先代女将の結婚後、昭和14年(1939)にイチビキ株式会社の承諾を得て、「割烹イチビキ」を開業。

割烹イチビキ秘伝の”継ぎ足しタレ”は、創業以来イチビキ株式会社のたまりしょうゆ、しょうゆが使われています。

昼は整理券制、夜は完全予約制

割烹イチビキは、行列必至の超人気店。そのため、昼は整理券制が導入されています。
昼の営業時間は11:30ですが、整理券は9:30より配布を開始。整理券がなくなり次第、売り切れとなります。

しかし、私が初めて訪れたときは、整理券がなくても入れました。平日の昼過ぎ(12:30ごろ)で店内は空いていましたが、たまたま整理券が余っていた日だったのかもしれません。確実に入店したい方は整理券の配布に並ぶのがベターです。

そして、夜は完全予約制。1ヶ月前から予約できるため、前日までに予約しましょう。

メニューはうな丼やうなぎまぶしだけでなく、白焼きやう巻きなどの一品料理、会席料理(要予約)もあります。

うなぎと相性の良い日本酒やお酒のメニューも充実しているので、落ち着いた空間でゆったりと上品なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

割烹イチビキ 店舗情報

店名:割烹 イチビキ
住所:名古屋市中村区名駅南1-3-16
営業時間:昼11:30~13:00(※整理券は9:30〜配布)/夜17:30~20:00 (前日までに要予約) 
定休日:月曜日
TEL:050-5597-3908

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